ぷらすつうしん第137号より


 『ぷらす的生き方』

 活動を長く続けていると、自分でも知らない間にものの見方や行動があるスタンスをとっていくようになる。
政府のバカチンがとんでもないことをほざけばカーッと怒りが上昇し、大変な思いをしている人の話を聞けば
「何とかしなければ」とみんなで口々に言う。一旦何かあれば、即行動を起こす・・・・。 

 ぷらす代表の桃子ちゃん(久しぶりに出ました、この愛称)は職場で<極左>と呼ばれているそうだが、
「冗談じゃねえ、わたしらが極左だって? 右も左もまっくらやみの世の中じゃねえか!」と言ってやりたい。

 「保育園落ちた。日本死ね」は燎原の火のごとく日本を駆け巡り大きな共感を呼び、国会前デモ行動&莫大な
数の署名となり、政府を動かした。ふつうの女性がやったのだ。鮮やかであった。民衆の真の敵は、実は自らの
中にあってすぐ首をもたげる「あきらめ」というものなのかもしれない。

 昨年12月の華々しい地下鉄東西線開業のウラで、たくさんのバスが消された。影響は計り知れないのに、交通
局は全く取り合わない。私の勤務する大学も以前は正門前までバスが来ていたが、全廃され、地下鉄青葉山駅か
ら徒歩となった。これが不審者もクマも出没する恐怖の山道で、まさに天城越え。通学・通勤の危険性を強く感
じ、大学にシャトルバス運行を頼んでも「金無し」の門前払い。他大学はシャトルバスを走らせているのに何も
対策を講じない大学に対し怒りは沸点に達し、「シャトルバス走らせろ・署名運動」を起こした。ぷらすにもお
願いしたら、なんと短期間に膨大な数の署名をいただいた。そのパワーとスピードに圧倒され、さすがさすがぷ
らす、と感無量であった。言葉がなくなるほど、ただただありがたかった。すごいんだ、ほんとに。

 ある人が言っている。組織は、最初作るときは人が集まってきて比較的簡単だが、持続するのが難しい、と。

 「ぷらす、続けなきゃ」・・・、夜明け前の薄暗い部屋で、私は何度も思った。(M)




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